テレビでも話題の遺品整理とは

数年前からテレビで遺品整理や片付け業の仕事内容などを特番などで放映したりしていますので、遺品整理と言う言葉を耳にした事があるかと思います。

遺品整理は元々は一部の便利屋・リサイクルショップなどで行われていて不用品処分作業の延長線上でしたが、認知度の上昇と共に現在では遺品整理を行っている便利屋・リサイクルショップはものすごく増えて来ています。

遺族の方が出来ない作業を代わりに行う遺品整理業は高齢化が進んでいく日本ではこれからも注目されていく仕事だと思いますので、今回はそんな遺品整理のお話を調べて行きたいと思います。

遺品整理とは

亡くなった方が使用していた物や思い出の品などの残された物を整理、処分を行う事を遺品整理と言います。

使用していた日用品など使用しない物はゴミとして処分する事になると思いますが、写真や思い出の品、通帳や印鑑・その他資産などは別途整理を行う必要があります。

仏壇や神棚、人形などをそのままゴミとして処分するのではくお焚き上げで供養を行う場合もあります。

不用品処分と遺品整理の違いは不用品処分の場合には単に物を処分するだけですが、遺品整理の場合には物を処分するだけではなく思い出の品などは形見分けするのに整理したり供養が必要な物に付いてはお焚き上げを行ったりなど亡くなった故人と残された方への配慮が必要となる部分が大きな違いと思います。

遺品整理士協会の認定証

遺品整理士協会では遺品整理のガイドラインを設けており、遺品整理を行う人に故人との向き合い方や法令など講習を行い正しく遺品整理を行えるよ健全化を図っている協会になります。

遺品整理士協会では認定証を発行しており講習などを受けて正しくガイドラインに沿った遺品整理を行える人に認定証を発行しています。

国家資格ではありませんし罰則がある訳では無いので質が良い業者か悪い業者かは最終的には個人、業者次第だと思いますが認定証を持っている遺品整理業者の方が講習を受けて勉強を行っていますので遺品整理に対する向き合い方や知識はあるのではと思います。

認定証を持っている持っていないは遺品整理の際の業者選びの一つのポイントになると思います。

遺品整理ではどんな事をしてくれるの?

一般的には不用品の処分と遺品の仕分け整理などが一般的な作業ですが、特に作業内容が決まっている訳ではありませんので各業者にてやってもらえる作業内容が異なります。

1.冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの生活家電、タンスやテーブルなどの家具、食器や日用雑貨などの不用品の処分

2.家電や家具、コレクションなど買取が可能な物に付いては買取を行ってくれます。

3.作業中に出て来た通帳、証書、金券など金目の物の仕分け整理、写真、日記、思い出の品などなどの仕分け整理

4.仏壇や神棚、位牌などの遺品のお焚き上げ供養代行

その他にもお部屋の消臭や清掃などのハウスクリーニングを行っていたり、建物の解体、建物の売買、車やバイク名の売買なども行ってくれる所もあります。

行ってもらえる作業内容や作業工程は遺品整理業者により違いがあり整理と処分しか行っていない遺品整理業者から全て行っている遺品整理業者までサービス内容が異なります。

遺品整理を自分で行う?業者に頼む?

遺品整理を行う場合には自分で行う場合と業者に頼む場合の事を考えて見たいと思います。

どちらでも整理を行う事が可能ですが、色々考える点は多いと思いますので各方法のポイントを考えて行きたいと思います。

双方の違いを改めて見た上で判断して行けばよいと思いますので。

自分たちで行う場合

不用品の仕分け整理、処分を行うのに人手が必要となりますので手伝ってもらえる人がいる。

作業に不慣れである為、作業に時間が掛かったりする場合があります。

不用品を捨てるため清掃工場まで運ぶトラックをレンタルする必要があります。

賃貸契約している建物などですと家賃が発生しますので早めに済ませる必要があるかと思います。

基本的には自分たちで整理、処分を行いますので費用は安く済みますが、トラックなどレンタルしたり手伝ってもらった人に支払ったりするなど別途費用が掛かる場合にはあまり安くはならない可能性もあります。

費用面でお金をかけずに行う事ができるのが一番大きなメリットだと思います。

遺品整理業者に頼む場合

普段行っている作業でやり慣れていますので作業は早く、トラックや養生など必要な資材なども持っているため用意する必要な物などはありませんのですべてをお任せとなります。

立ち合いが必要となりますので遺品整理の場にはいないとダメです。

業者に頼む場合の一番気になる点だと思いますが、金額面でかなりの費用(数万~数十万円)が発生します。

遺品整理は自分でやる遺品整理業者に頼むまとめ

業者に頼む場合にはプロなので的確に作業を進めてもらえ早めに遺品整理を終わらせる事が可能ですが、荷物の量などにより数万円~数十万円の費用が発生します。

自分で行う場合には人手やトラック、資材などの準備が必要なのと作業の不慣れから時間が掛かる場合が多いですが、費用を抑える事も可能です。

時間が掛かっても安く済ませたいなどの場合には自分たちで遺品整理を行う方が良いと思います。

時間が無い場合や孤独死など特殊な状況で個人で対応できない場合には遺品整理業者に任せた方が良いと思います。

状況に合わせて自分で行う場合と遺品整理業者に依頼する事を検討しましょう!!

依頼したいが費用が時になる場合には自分たちで行える分を自分たちで整理して、出来ない分を遺品整理業者に依頼すると言う方法も相談してみる事も可能かと思います。

遺品整理業者えらび

需要の高まりとともに遺品整理業者の数が増えて来ていますが、増えて来るとともに金額のトラブルなどの話もテレビのニュースやインターネット上で目にする機会も増えてきました。

最近ではおおよその金額をホームページ上に掲載している業者も見かけるようになりましたが、遺品整理を依頼するには荷物の量や室内状況などにより数万~数十万円の費用が掛かかりますので出来れば業者選びに失敗をしたくはないと思います。

1.遺品整理士協会の認定証をもらっている業者かホームページ上で確認しましょう。

2.きちんと見積もりを取る。

作業後に金額の変更があるのかなども確認しましょう。

見積もりを取った際に作業内容など話をしてみて依頼したいかを確認してみましょう。

話をしてみる事により安心して任せられるかどうかも感じやすいと思いますので。

まだまだ現状としてはトラブルを起こす悪い業者もいるようですので、遺品整理業者を選ぶ際にはよく考えて依頼しましょう。

遺品整理おわりに

遺品整理とは一生の内にそう何度も経験する物ではありませんので、色々な事で迷う事が多いと思います。

ですが誰でも1度は経験する事となりますので、突然の事態の前に少しでも知っておくことが大事だと思いますので、何かの参考になればと思います。

年々ゴミやリサイクルが厳しくなっていますので物を処分するにも色々制限があり大変になって来ていますのでご自身で対処していくのは難しくなってくると思います。

遺品整理業はテレビでも取り上げられ、ここ数年特に話題になっていますがまだまだ発展中ですのでこれから更にサービスの質が上がって行くと思われます。

今まで以上に利用しやすくなって行けばと思います。